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椅子の世界は面白いですね。イームズラウンジチェアー、ど本物の正規品は 100万円弱といったところでしょうか。値段が高すぎて金銭感覚がバカになりそうですが。この新品の、バキバキ感が嫌だし、価格もう少し抑えたい人向けの、ど本物正規品の中古品は、6、70 万くらいです。中古品、お買い得ですね。と言いたいところですが、イームズラウンジチェアーくらいになりますと、もう凄い世界なんです。どの世界に似ているかなあ、骨董品? 目利きのバイヤーが製造年と出荷数、市場の反応などを考慮して、たとえば陶磁器類などの価格...
いい革を使ってますんで、中古品ならではの味わいが出てしまうのですね。これが好きという方もおられるでしょう。でもね、ふと冷めた頭で考えてみると、やっぱり独特の世界だと思いますね。基本的に、椅子は実用品で、日々使うものじゃないですか。それが骨董品と同じような扱いになっているのは感覚として違和感、あります。基本的には、ですよ。別の使い方もあるわけですから。座らなくてもいい、という。お店のディスプレー用に、とか、映画の撮影用に、など、イームズラウンジチェアーの経年のさまが、表現できるディティールというも...
ちなみに、中古品ですから、ネジがとんでいたり、革や木製部分に傷や剥がれが見受けられたりしますよね。これを修理に出すとき、まあ大変な手間ひまなんです。まず、その製造年の材料があるかどうか。ない場合はどう対処するのか。どこの誰が修理してくれるのか。等々。面倒臭いです。それで修理代が 30 万とか、50 万とか、決して安くないですよね。そこまでしてイームズラウンジチェアーの中古品を買いたいという、なんで? って逆に訊きたいくらいです。偏愛ですよね、愛ですよ、愛。
あとこれは、イームズラウンジチェアーに...
あとこれは、イームズラウンジチェアーに...
リプロダクト品とは、ど本物正規品の、版権が切れたやつね、それをどこかの誰かが入手してきて、勝手に(?)作ってしまうという。消費者は、安いからリプロダクト品を買うわけですから、できるだけ安く作って安く売るわけですよね。そうすると、どこの誰が、どこで作るのか、だいだい決まってきます。はい。中国とか、その辺ですね。その辺といっても何カ所もあるわけですけれども。複数ヵ所からイームズラウンジチェアーのリプロダクト品が、わっと出てきます。市場大混乱です。記載は同じ「イームズラウンジチェアー・リプロダクト品」...